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ICタグは出版不況の救世主になるのか?

不況不況と言われていますが、その中でも出版業界の景気の悪さは群を抜いているように思います。

そんななか、「ブラックジャックによろしく」で知られる人気漫画家の佐藤秀峰さんが、自らのブログで、「70誌のうち60誌以上が赤字」と、「大手出版社」の苦境を明らかにしていました。しかも、2010年は100億円以上の赤字を
出すうわさがあるとのことです。

名称は書かれていなかったのですが、一体どこの出版社のことなのでしょうか…。

佐藤さん曰くこの出版社は、書籍の売り上げトップ10をすべて漫画の単行本が占めており、漫画が大きな収入源ということです。ところが、トップ10のうち3つが2010年に連載を終え、それに替わるヒット作もないとして、暗い未来を暗示しています。

インターネット上では、どこの出版社なのか、と憶測も飛んでいますが、佐藤さんが明かしていないかぎり、分かりません。

危機感を感じていても、この出版物が売れない状況は、もう誰のせいとかいう次元の出来事ではないと思います。もう、時代がそういう流れなんですよね。

そんな中、大日本印刷が1月28日、書籍の背表紙の裏面に装着する書籍専用ICタグを開発したと発表しました。また、このICタグをコミックや文庫本の製本加工と同じ速度で装着する技術も同時に開発したとのことです。

新たに開発したICタグは、幅10mm、長さ100mmで、書店などで書籍を積み上げた際に、ICタグの厚みによって荷崩れなどをしないよう、書籍の背表紙部分にICタグを装着できるようにという工夫になっているそうです。

また、細長いICタグを蛇行することなく、所定の位置に正確に装着できるように実装技術を改良し、製本加工と同じく毎時1万2000枚を装着できるようにしています。ICタグ1枚あたりの価格は15〜25円ということで、意外に安値ですね。

2008年の書籍・雑誌を合わせた出版物販売額は前年比3.2%減の2兆177億円と4年連続で前年を下回っています。こうした状況の中で、40%超といわれる新刊本の返本率を改善することが出版業界の経営課題の1つになっていますので、このように、書籍にICタグを付けることで書籍1冊単位でのトレーサビリティを可能とし、売れ行きが把握しやすくなるとしています。

出版社や取次、書店における在庫管理の効率化や販売動向の把握にくわえ、万引き防止などへの活用も期待できるとのことで、大日本印刷では2013年度までに書籍専用のICタグで60億円の売り上げを目指しているそうです。これが出版不況の救世主になってくれることを願いますね。


【関連ニュース】
Yahoo!ニュースURL
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100201-00000055-san-soci
イザ!ニュースURL
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/business/media/253208/
ライブドアニュースURL
http://news.livedoor.com/article/detail/4552559/
CNET JapanニュースURL
http://japan.cnet.com/news/biz/story/0,2000056020,20407710,00.htm

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